NPO法人 青森風力エネルギー促進協議会

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理事長挨拶

 この度、理事長を拝命しました本田 明弘と申します。

 小職が、弘前大学の地域戦略研究所に赴任した2016年に本NPOの前身である「青森風力エネルギー研究会」を発足して早くも7年が経過し、青森を取り巻く環境も大きく変わりつつあります。

 環境問題や持続可能性から再生可能エネルギーが注目を集め、さらに欧米を中心とした制度設計、規格作り、関連産業の整備が一体となり、現在では世界のエネルギーの一大ムーブメントとなっています。世界的に風力は太陽光よりも大きな発電量を誇り、再生可能エネルギーの盟主となっていますが、日本においては太陽光に比べ発電量、設備容量ともに見劣りがします。

 その中にあって、青森県の風力は再生可能エネルギーにおいて最も大きな発電量を有しており、2020年では国内トップの発電量となっております。一方、ここ数年で運転開始後20年を経過する風車も数多く、世代交代を余儀なくされています。

 世代交代に当たっては、現在は洋上風力が注目を集めていますが、陸上風力の計画も少なくありません。これは、取りも直さず風況が良いことに起因するものですが、地域の資源としては事業の採算性のみでなく、周辺環境への影響や、持続可能性、社会的な便益なども含めた価値を最大限に活用していくべきです。

 その意味で本 NPO は、地域内外の産学官金の異なる立場の方々がひざを突き合わせて「次世代の地域資源としての活用」を実践していけるような場となれるように、微力ながら尽力いたしたいと考えます。ご支援のほどよろしくお願い致します。

2023年6月
本田 明弘