日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催の海洋開発現場体験セミナー(青森)の開催を支援しました
2024年11月03日 更新
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催の海洋開発現場体験セミナー(青森)の開催を支援しました
日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催の海洋開発現場体験セミナー~地域にとって洋上風力とは何かを探る~の開催を支援しました。
セミナー初日は、青森商工会議所へ集合し、NPO 法人青森風力エネルギー促進協議会理事長・青森公立大学特別教授 本田明弘氏より「青森の海と風力」、青森県 環境・エネルギー部 エネルギー開発振興課環境・エネルギー産業振興G 総括主幹 北川 泰徳様より「再生可能エネルギーに関する青森県の取組について」についてご講演いただき、洋上風力発電の基礎知識及び再生可能エネルギーに関する青森県の取組について学びました。
青森県内の風力発電事業者(株式会社岡山建設様、森山ディーゼル株式会社様)よりご講演いただき、風力発電事業やメンテナンスの重要性について理解を深めました。
また、青森県の風力エネルギー事情について、意見交換を行うために、青森県知事へ表敬訪問しました。
セミナー2日目は、六ケ所村のイオスエンジニアリング&サービス株式会社様にて、メンテナンス体験や風車登頂をさせていただきました。
野辺地町漁業組合様にご協力いただき、漁業体験(刺し網操業や網外し)をしました。
セミナー最終日は、八戸工業大学 地域産業総合研究所 教授 桐原慎二 氏より「漁業と洋上風力発電について」ご講演いただきました。
グループワークを経て、本セミナーのテーマ「地域にとって洋上風力とは何かを探る」について各グループより発表を行いました。
参加学生からの全体を通しての感想
- この度は、様々な観点から洋上風力発電開発への理解を深められる貴重なご機会を頂き、誠にありがとうございます。漁業者さんやO&M業者さん、県知事さんといった方々が各々のお立場でお持ちのご意見を伺うことができ、さらには全国各地から集まった洋上風力に関心を持つ学生達と交流でき、洋上風力発電開発に身を置くことを志す者として大変有意義な4日間となりました。また、地域にとって洋上風力は「今」どんな存在であり、「将来」どんな存在であるべきか、考えを整理できたと感じます。本イベントにご尽力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
- プログラムへの参加を通じて、エネルギー先進地域としての青森県、地域におけるメンテナンス事業、洋上風力発電と漁業との関係性、等様々な視点からの講演・講義をいただき大変勉強になりました。また、青森県知事への訪問、風車への登頂体験、刺し網漁体験等、将来の洋上風力発電の姿を考えるにあたって貴重な体験をさせていただき、多様な専門分野を持つ参加者達と共に地域にとって洋上風力とは何かという問いを実践的に考えることができました。本セミナーを企画、運営、およびご支援くださった全ての関係者の方々に心より御礼申し上げます。
- 研究室で洋上風力発電の研究をしており、今回のセミナーに参加させていただきました。本セミナーでは風車登頂やO&Mなど自分が実際に体験するだけではなく、漁業者の方のお話を聞くことや県知事のお話を聞くことで、現地で生活している当事者の方がどのような思いで、洋上風力発電と向き合っているかを知ることができ、とても勉強になりました。また、日本各地から参加し、似ているようで違う分野を学ぶ学生と意見交換をすることで、自分の視野を広げることができました。今回のセミナーで得た経験を今後の研究や自分の将来に活かしていきたいと思います。関係者の皆様、本当にありがとうございました。
- 本セミナーでは、講師の方々や青森県知事、漁師の方々、そしてイオスエンジニアリングの皆様など、実際に風力発電を取り巻く環境で生活されている方々の貴重な生の声をお聞きし、非常に有意義な学びを得ることができました。風車の登頂に関しては、実際に自分の力で65mを登るのは想像以上に大変で、メンテナンスの重要性とその難しさを実感しました。ナセルから見える美しい景色も印象深く、心に残っています。 また、異なる大学や専門分野の学生たちと交流し、4日間を共に過ごしたことも大きな財産となりました。本セミナーで得た学びを、今後の学習や進路に活かしていきたいと考えています。関係者の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました!
- 本セミナーを通じて非常に貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。風車見学や漁業体験を通じて、地域住民と風力発電が今後どのように関わっていくかを深く考える良いきっかけとなりました。特に印象的だったのは、異なるコミュニティに属する方々がそれぞれの事業に強いプライドを持ち、「青森」を盛り上げたいという共通の姿勢を持っていることであり、強く心を打たれました。将来的に洋上風車の普及が進むにつれ、このような「分かち合い」の精神が不可欠だと感じました。異なる職種同士が思いやりや相互理解を持つことで、新しい事業や地域全体の発展に繋がると確信しています。今回得た知見を大切にしながら、私は海洋開発に関する技術者を目指し、今後も精進してまいります。
以上、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム主催の海洋開発現場体験セミナーの開催報告でした!
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